【想い出を力に】相鉄ムービル、2027年度に解体着手へ

相鉄ムービルが解体へ

神奈川新聞によると、相鉄ホールディングスは、横浜駅西口にある「相鉄ムービル」の解体を2027年度中に着手するということです。ビルが解体されることから、入居する映画館も当然それまでに閉鎖されるものと考えられます。

映画館としてのムービル

現在のムービルは1988年開業。5つのスクリーンで多くの人の記憶に残る映画を上映してきました。自由席で入れ替えなしなど昔ながらの上映スタイルでしたが、2000年代のシネコンブームに乗りそこねて赤字が続き相鉄傘下での経営を断念。2006年からは109シネマズを展開する東急レクリエーションによって劇場運営が行われてきました。映画館は相鉄時代より東急時代のほうが長くなったことになります。今では横浜や川崎駅前に複数のシネコンができ、ムービルでの鑑賞体験は「遠い懐かしの想い出」になっている人も多いと思いますが、その中でも上映を続けてこられた東急レクの手腕は称賛に値すると思います。

相鉄ムービルの今後

「相鉄ムービル」解体後の活用方法は未定ということで、映画館や劇場が復活するかどうかもわかりません。しかし、相鉄ムービルが位置する場所は横浜西口にとって大切な立地。単なる建て替えにとどまらず、多くの人に歓迎される、行きたくなる施設に生まれ変わることを望みます。

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