【北陸新幹線敦賀開業でどう変わる?】金沢から名古屋へ、交通手段の利便性を比較する

2024年3月16日ダイヤ改正ならびに北陸新幹線金沢〜敦賀間開業を前に、ダイヤ改正・新幹線開業前後の金沢駅と名古屋駅の間の利便性の変化を調べてみました。

JRの特急料金は、通常期のものです。特急の指定席を利用する場合、最繁忙期は400円、繁忙期は200円を加算します。閑散期は200円を減算します。複数列車を乗り継ぐ場合は、それぞれ加算または減算します。

新幹線と在来線特急の乗継割引を適用する場合は、在来線特急料金に加算または減算のあと半額にします。乗継割引は、2024年3月15日で廃止されます。

●2024年3月15日まで

①JR在来線特急しらさぎ(直通)

金沢〜名古屋間を直通するJR在来線の特急しらさぎが2時間毎に運行しています。

所要時間は約3時間です。

料金は自由席の場合6,930円、指定席の場合7,460円です。

・運賃4,510円+自由席特急券2,420円=6,930円

・運賃4,510円+指定席特急券2,950円=7,460円

②JR在来線特急しらさぎ+東海道新幹線(米原乗り継ぎ)

JR北陸本線の特急しらさぎは米原〜金沢間と名古屋〜金沢間を運行する列車が2時間毎に運行しており、重複する米原〜金沢間は1時間毎の運行です。

特急しらさぎは米原駅で名古屋・東京方面との新幹線との接続を行っているため、米原駅で乗り換えると乗車チャンスが増えます。

所要時間も直通列車より早く、約2時間40分です。

料金は、全区間自由席の場合7,370円、全区間指定席の場合8,160円です。新幹線と在来線の乗継割引が適用されるため、比較的安価で乗り継ぐことができます。

・運賃4,510円+自由席特急券1,100円(乗継割引)+新幹線自由席特急券1,760円=7,370円

・運賃4,510円+指定席特急券1,360円(乗継割引)+新幹線指定席特急券2,290円=8,160円

③高速バス

金沢駅〜名古屋駅間では、高速バスが運行されています。

料金は運行日により変動し、3,600円〜5,500円です。

所要時間は、約3時間35分です。

●2024年3月16日から

①JR北陸新幹線+在来線特急しらさぎ(敦賀乗り継ぎ)

金沢〜名古屋間を直通するJR在来線の特急しらさぎは、2024年3月16日から運行区間を敦賀〜名古屋間に短縮します。このため、金沢〜敦賀間は北陸新幹線、敦賀〜名古屋間は在来線特急しらさぎを利用し、敦賀駅で乗り換えが必要になります。

所要時間は約2時間45分です。

料金は全区間指定席で、9,080円です。特急料金は敦賀駅で改札を出ずに新幹線と在来線特急を乗り継いだ場合の特殊な割引料金です。特急しらさぎは全列車の全車両が指定席になり、自由席は廃止されます。

・運賃4,510円+指定席特急券4,570円(乗継特殊割引)=9,080円

②JR北陸新幹線+在来線特急しらさぎ+東海道新幹線(敦賀・米原乗り継ぎ)

敦賀〜名古屋間では、以前と同様、米原で乗り継いで東海道新幹線を利用することもできます。金沢〜名古屋間では、敦賀と米原の2回乗り継ぐ必要があります。

所要時間は約2時間15分です。

料金は、東海道新幹線で自由席を使用した場合9,850円、指定席を使用した場合10,380円です。金沢〜米原の特急料金は敦賀駅で改札を出ずに新幹線と在来線特急を乗り継いだ場合の特殊な割引料金です。特急しらさぎは全列車の全車両が指定席になり、自由席は廃止されます。

・運賃4,510円+指定席特急券3,580円(金沢〜米原間乗継特殊割引)+新幹線自由席特急券(米原〜名古屋)1,760円=9,850円

・運賃4,510円+指定席特急券3,580円(金沢〜米原間乗継特殊割引)+新幹線指定席特急券(米原〜名古屋)2,290円=10,380円

③高速バス

高速バスの料金と所要時間は変わりません。

料金は3,600〜5,500円、所要時間は約3時間35分です。

まとめます。

●2024年3月15日まで

自由席指定席
しらさぎ3時間6,930円7,460円
しらさぎ+東海道新幹線2時間40分7,370円8,160円
高速バス3時間35分3,600〜5,500円

●2024年3月16日から

一部自由席指定席
北陸新幹線+しらさぎ2時間45分9,080円
北陸新幹線+しらさぎ+東海道新幹線2時間15分9,850円10,380円
高速バス3時間35分3,600〜5,500円

以上、2024年に変わる金沢〜名古屋間の交通手段の料金、所要時間のまとめでした。

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